部署
肩書
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「仲が良い」の定義がわからない
近藤:
最初からざっくりした質問で恐縮ですが……、米山さんは何をしている人ですか?
米山:
えーと、何してるのかな。ナゾの何かを作る人です。
近藤:
ナゾの何か!(笑)ものを作ることは、昔から好きだったんですか?
米山:
そうですね。おじいさんが大工だったので、小さい頃から廃材を使ってよくわからないものを作っていた記憶があります。だから、まあ、昔から好きだったんでしょうね。
近藤:
小さい頃はどんな子供だったんですか? 何か印象的なエピソードはありますか?
米山:
うーん、そんなに特別なことはないですねえ。友達が多い方ではなかったし……。少数の子と仲良くしていたりしてなかったり。
近藤:
仲良くしていたりしてなかったり?(笑)
米山:
いや、僕、「仲が良い」の定義がわからないので。
近藤:
ん!? 仲が良いの定義!?
米山:
昆虫が好きだったんですけど、まわりにあまり理解されなかったんですよね。理解されなくてもいい、という境地に今はなっているんですが。
近藤:
では、今も特別に仲のいい人、というのはいない?
米山:
そう、です、ねえ。特に仲のいい人、と言われても思い浮かばないですね。頻繁に連絡を取り合うような相手もあまりいないし。
近藤:
頻繁に連絡を取り合う必要性もあまり感じていない?
米山:
まあそうですね。
近藤:
特に仲のいい人もいないということは、特に仲の悪い人もいないのでは?
米山:
いないと思いますね。苦手だとか嫌いだとか思う人もいないし……、誰とでもちょうどいい距離感を保ってやっていけてると思いますけど。
近藤:
なるほど!ええと、冒頭の質問に戻るのですが、「ナゾの何かを作る」では本当に謎なので、できる範囲で結構ですから、何を作っているのか具体的に……。
米山:
はい(笑)メインでやるのはプログラムを書くことですね。SharePoint以外の開発系の案件が回ってくることが多いかな。データ移行の案件、他社製品のプリセールスとか……、それをやりながらbot作って遊んでたらbotの人になっちゃいましたけど。まあ、だいたいなんでもやりますね。
近藤:
なんでも!
“目の前で検索したりして調べるの!びっくりする!”
米山くんは、コツコツエンジニア! コツコツやってる仕事人、って感じ。あ、あと、凄い早さで物事を調べる人! 会話の途中で知らないことが出てくると、「へー」って言って、喋りながらすぐその場で、目の前で検索したりして調べるの! びっくりする!
「謎だなー、わからないなー」と思うのは、どんな人が好きなんだろう、ってこと! 犬か猫かどっちが好きなんだろう、みたいな感じ! ホントに犬か猫どっちが好きなのかも気になる! なんでも知ってるし、興味の範囲が広いから、何が「一番好き」なのか、わかんない。あと、なんでそんなに日本語が上手なんだろう、と思う。ボキャブラリーが多い。喋りも面白い。私、『ボキャブラリー100個しかないよね』って言われたことあって!
_営業部 兼 ワークスタイル変革ソリューション部 本橋
米山さんの周囲の社員:本橋 七津美さん
米山さんにとって本橋さんは「よくわからない人」とのこと。それをお伝えすると本橋さんは「あはははは、よく言われます~」と明るく笑っていました。特に反論はないそうです。
ダメなおっさんをやっつけよう
近藤:
これから挑戦してみたいと思っていることはありますか?
米山:
新製品の開発です。してみたいというか現在開発中で……、今年(2019年)中にはリリースされると思います。こうご期待!
近藤:
新製品の詳細を、できる範囲でいいので教えていただいてもいいですか!
米山:
えーと……、どんな会社の会議室も、会議室内のパワーバランスが崩れていると感じていて……。
近藤:
ほ、ほう?
米山:
偉いおじさんたちがすべて決めてる、というか。そのひとたちに押せ、と言われたら核発射のボタン押すしかないっていう……、アルマゲドン的な。なので、会議室にカメラおいてなんとかしよう、っていう、そういう製品です。パワーバランスの調整を人類がやるのはあまりにもしんどいから、システム的になんとかしたいし、いい方法があるんじゃないかなぁって思っているんです。
近藤:
ダメなおっさんやっつけよう、ってツールですね?
米山:
いや、そう端的に言っちゃうと身も蓋もないけど(笑)まあ、そういう、困っている人がいたらその問題に合わせたものを作っていきたいですね。楽しく。
近藤:
楽しく!大事!
米山:
はい。楽しくものを作っていけたらいいと思います。
“数学のことになると変態になる”
米山君は真面目ですよね。それから、物事・問題に対していろんな角度から見れる人だな、と思う。「これってだいたいこうだよね」という世間の常識とは違う角度から物事を見ているんですよ。あと、誰に対しても平等に接している人だな、と思います。いい意味で。
そして……、変態チック(笑)数学のことになると、変態になりますね。そういう時は声が大きくなるんですよ。普段静かに話すタイプだから意外に思えるけど、テンションが上がると声が大きくなる(笑)
_メディア部 角田
米山さんの周囲の社員:角田 雄作さん
角田さんは、米山さんと「同じつらい仕事を共に乗り越えた人」とのこと。そのつらい仕事については「思い出したくないです(笑)」を繰り返しておられました。
弁当は3分で作れる
米山:
考えながら手を動かすことが好きなんですよ。プログラム書くのもプラモ作るのも料理作るのも、本質的には全部同じことをやっている感があるんですよね。ためしにちょっとやってみて、なんか違うなぁって思ったらちょっと直す。まだなんか違うなぁって思ったらまたちょっと直す。どれも、その繰り返しなので。
近藤:
素材が違うだけ、作るという行為としては同じ、ということですか?
米山:
そうですね、本質的には全部同じですね。なんでも作ります。
近藤:
なんでも! ちなみに、得意料理は何ですか?
米山:
得意料理……、これといってないけど……、弁当は3分で作れる。
近藤:
はい!?
米山:
弁当に必要な最低限の要件を考えてみたんですよね。そしたら、3つの要件さえ満たせばいいということに気がついて。
近藤:
その3つとは?
米山:
すぐ作れて、それなりに美味しくて、それなりに腹持ちが良ければいい。
近藤:
なるほど。その要件を満たすことだけ考えれば、お弁当は3分で作れるんですか?
米山:
ええ、まあ。弁当箱を使い捨てにする、夕飯の残りなどを全部冷凍しておいて詰めるだけにする、というようにしたら3分ですね。弁当箱は捨てればいいと気がついたときは我ながら「自分、天才だな」と思いました。
近藤:
お弁当作るのにまず必要最低限の要件から考える人、私初めて出会いましたよ(笑)プラモ作りと料理が同じ、という感覚も私にはなかったですねえ。
米山:
まあ、僕は手を動かしていたら元気になる人間なんで。
近藤:
先ほど、なんでも作る、と仰ってましたが、とにかく『作る』という行為が好きなんですね。今は何を作ってますか? 例えば、もくもく会(※)とかでは?
米山:
えーと、作りかけのプラモがひとつあったのと……、AIで作った画像を動画にしてみようかなー、と思ってるのと……、そのくらいかな。
近藤:
ん!? AIで作った画像を動画に???
米山:
えーっと、AIでインスタ映えする画像を生成するっていう頭の悪いことをやっていて、その発展で、今度はムービーも作れないかなぁって思っています。
近藤:
ほえー……。
近藤:
そもそも、もくもく会はどういう経緯でできたんですか?
米山:
うーん、なんでだっけな……、僕が入社して半年くらいで発足したんですよ、確か。そのころ、とにかくヒドい仕事をしていて、ストレスがたまっていてですね……、やってらんないから何か作ろう、と思って。それで、業後に時間を取って勝手にいろいろ作ってたんですよ。雰囲気でゲームを作ってたら、周囲に結構人が集まってきて、皆で作ろう、ってなって「クソゲーを作る会」みたいなものができて、そこからゲームだけじゃなくて、「何か作る会」に発展した、という感じですね。
近藤:
もくもく会に関しては作った、というより自然に形成された、という感じなんですね。
米山:
そうですね。
近藤:
参加したい、したいと思いつつまだ一度も参加できてないので、いずれさせていただきます!
※「もくもく会」:
なにか作りたい、という人が集まってものを作る会。つくるものはなんでもいい。毎週木曜日、業後に開催されている。
面白いものを作れるようになりたい
近藤:
どんな願いでもひとつだけ叶えてもらえるとしたら、何を願いますか?
米山:
頭よくなりたいですね。
近藤:
おおお? ちょっと意外な答えが返ってきたような!
米山:
いや、違うのかな……、頭良くなりたいというか、面白い物を作れるようになりたい……、かな。面白いものを作れるようになるには、頭良くなるよりも、そのもっと一歩深い部分に行かなくちゃいけなくて、そこへ行くためにはもう一段トレーニングしないといけないので、それができるようになりたいというか。
近藤:
……それは「願いが叶えてもらえるとしたら」というには随分現実的なように思えるんですが……、超自然的な力で叶えてもらうというよりは、自分で叶えます、という感じですね?
米山:
うーん、まあ、そうですかねえ。やらなきゃなー、と思いながらやれてないことがたくさんあるので、そういうところをうまく立ち回れるようになりたい、ということですね。あ、あと、テトリス上手くなりたい(笑)
近藤:
最近ずっとやってますもんね(笑)進捗いかがですか。
米山:
ちょっと行き詰まってきました(笑)